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"CARAVANA ARTE ZAPOTECO RUGS
at LR by Ray Coal"
ADRESS
- LR by RAYCOAL -
〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-7-16 LRビル2F
DATE
2024.3/2【sat】~2024.3/10【sun】
SUBWAY
四つ橋線 本町駅(27番出口)より徒歩5分
3/2(土)から3/10(日)まで靱本町RAYCOALさまにて、久しぶりの開催です。
今回の場所は昨年新しくオープンした新店舗、LR by RAYCOALの2Fギャラリーをお借りします。
今回は買付の際に集めていた、インテリアの飾りになるような、メキシコのお祭りに使われていた木彫りや革のお面を展示販売いたします。
その他にもメキシコの古いモノを少し持っていきます。
会期中は店頭にてラグの説明やコーディネートの提案や相談にも対応いたします。
世界にはさまざまな国でラグが織られていますが、まだまだ知られていない、メキシコ最高の手織りラグ、”サポテックラグ”。
サポテコ族の伝統的な絵柄や1枚の絵画のようなアートラグもあり、豊富なデザインが魅力的で、ウールの手触りの良さも自を持ってオススメができる最高のラグです。
ラグをお探しの方、メキシコにご興味のある方は、是非お越しくださいませ。
【ZAPOTECO RUGS】
天然染色にこだわった数少ない工房のひとつ、
サムエルファミリーの工房にて熟練の職人たちによって丁寧に織られています。
祖父の代から織物業に携わっているサムエル氏の工房は、70年もの間、家族経営で伝統を受け継いできました。
近年では織り手が減少する中、この素晴らしい伝統技術を守り、
良質な製品を世に伝える為ワークショップを開催し、
村の若者に技術指導をして職人の育成にも力を入れています。
サポテコ族のコミュニティによって形成される、オアハカ州のティオティトラン村。
Backstrap Loom(腰織り)という技法を使い、織物が得意な人々が暮らしていました。
1521年、スペインの植民地支配が始まるとともに、様々な文化や技術も大陸に持ち込まれることになります。
その中でも家畜の羊とペダル式の高機がティオティトラン村に伝わったことで、飛躍的に織物の幅が広がりました。
高機を使うことで大きな生地を織ることが可能になり、羊の毛から糸を紡ぎラグを織る技術を身につけます。
そして、伝統的、民族的なルーツを持つ意味合いの紋様をラグに落とし込んだのは自然なことでした。
古代からコチニールをはじめとする、さまざまな天然染料で染めた美しい織物が作られていましたが、
20世紀初頭、化学染料の普及により、これらの染色方法は廃れてしまいます。
1960年代、途絶えてしまった天然染料を使った染色方法の研究を始めたIsaac Vasquez(アイザック バスケス)は、
オアハカ州出身で世界的に知られる画家『Rufino Tamayo(ルフィーノ タマヨ)』とサポテコ族の末裔で画家、版画家の『Francisco Toledo(フランシスコ トレド)』の協力を得て、古代の染色方法の復興に成功します。これらの染色方法を意識の高い有志たちが学び、代々受け継ぎ技術を継承してきたことにより、ティオティトラン村は世界的にも有名なラグの産地となりました。